【 JAARAで散歩】デザイン・アートの街にアートを見つけに 六本木交差点へ

         


 
 六本木交差点の景色ってなんとなく見たことありますよね。にぎやかな街の広がりの中に実はアートが息づいています。アートやデザインを応援している街なのです。六本木通りの上を走る首都高の下の証明や、歩道にある銅像、プランター。散歩のついでにそれを再発見しに行くのはどうでしょうか。
 神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。

§ 奏でる乙女

 六本木交差点の南西角、俳優座がある区画の角にブロンズ像「奏でる乙女」が建っています。
 

 
 戦後復興からのインフラ整備に一区切りがついた昭和29年(1954年)に記念碑として建てられたとのこと。
 昭和50年(1975年)に当初のセメント像からブロンズ像になって再建されたと銘板に記されています。
 作者は本郷新(ほんごう・しん)さん。彫刻の社会性や公共性を強く意識し、街の中に彫刻作品を置くことの先駆的存在とされるそうです。パブリックのアートですね。
 
参考:六本木の街と文化を見守り続ける乙女の像

§ ロゴ、照明、プランター

 首都高速に効果にある「ROPPONNGI」のロゴをでデザインしたのは葛西薫(かさい・かおる)さん。サントリーウーロン茶、ユナイテッドアローズなどの広告制作を手がけたアートディレクター。
 また、高架下の照明は、東京タワー、レインボ-ブリッジ、横浜ベイブリッジなどの照明を担当した照明デザイナー、石井幹子(いしい・みきこ)さんとのことです。
 
参考:新ロゴマーク完成:ラクティブ六本木 ルミネーションズ;ラクティブ六本木
 

 
 さらに、交差点の角にある植物のプランターは、グッドデザイン賞審査委員長を務めたプロダクトデザイナー、柴田文江(しばた・ふみえ)さんによるデザインで、活気と安らぎを感じます。
 
参考:六本木のパブリックアート巡り:スマイリー✕スマイリー:ラクティブ六本木

§ 六本木交差点のまとめ

 六本木は、アート・デザインというテーマで、訪れた方々が街を歩きながら、アート・デザインを実感したり発見したりする楽しみを目指しているとのこと。散歩の途中に、アートとの思わぬ出会いがあるかもしれません。きょうもいい一日になりそうです。
 
【 JAARAで散歩】これまでの「六本木で散歩」
 ▽芸術としてのベンチとベンチとしての芸術 六本木・けやき坂へパブリックアートを見に行く
 ▽若手アーティストの壁画を見に 六本木へ
 ▽ビルの谷間の神域 六本木・麻布でタイムスリップする
 ▽大画面の壁画の迫力 赤坂・六本木の地下鉄駅へ
 ▽雨に消える透明な椅子 六本木・けやき坂のパブリックアート
 ▽冬のイルミネーション さまざまなシーンを見に 赤坂・六本木へ
 ▽ロアビルの囲いの壁面に現れた「kawaii」を見に六本木へ
 
2020年2月25日に投稿されている動画がありました。