お休みの日の散歩に、有栖川宮記念公園は絶好のスポット。公園内を楽しんだ後、寄り道してムンクの「叫び」を見に行くのはどうでしょう。近くにあるノルウェー大使館の前には、ムンクの「叫び」があるのです。もちろん本物ではありません。しかも、ちょっと工夫がしてあります。それを見る人が、絵に参加しなくてはならないのでした。
神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。
§ スタートは地下鉄広尾駅
地下鉄日比谷線の広尾駅からスタートしましょう。
1番出口を出ると広尾橋の交差点です。左へ歩道を回り込んで、広尾商店街の反対側の道を、交差点を背にして進みます。
道なりに歩いて行くと、公園の入り口にたどり着きます。向かい側はナショナルマーケット、ちょっと外国の雰囲気が漂います。
§ 緑いっぱいで広々
有栖川宮記念公園はその名の通り、かつて有栖川宮の邸宅があった場所。川あり池あり広場ありで緑がいっぱい。都立広尾図書館もあります。広々しているので、ゆっくり散策するのにうってつけです。
公園内にはパブリックアートの銅像がいくつかあります。別の記事でご紹介しました。
▽有名彫刻家の作品を見に南麻布の有栖川宮記念公園へ
§ 寄り道はノルウェー大使館
さて今回は、寄り道してノルウェー大使館へ行きましょう。そんなに遠くありません。
先ほどの公園の入り口から左側の道を進みます。
そうすると「日本東京神殿」という、ちょっと荘厳な建物があります。モルモン教さんの教会のようです。□日本の末日聖徒イエス・キリスト教会
その手前を左に曲がって少し行くと、ノルウェー大使館があります。
門扉の左手にムンクの「叫び」があります。
ところが、よく見るまでもなく、この絵には叫んでいる人物がいないのです。
見る人が絵の前に行って、叫ばなくてはならないのでした。誰かと一緒に行かないと、写真を撮ることができませんね。
§ 1910年頃の作品
ムンクの「叫び」は、何枚かあり、大使館の前の絵は1910年頃のバージョンのようです。
□叫び (エドヴァルド・ムンク)– Wikipedia
□Art|ムンクの《叫び》は4枚ある|江六前一郎|Ichiro Erokumae|note
ノルウェー大使の公邸には、ムンクの作品のコレクションがあるそうです。大使館の動画で紹介されています。
日本で人気の作家だからなのかなあ。
§ 寄り道してムンクを見に行くのまとめ
ノルウェー大使館の周辺にはスイス大使館もあります。この辺りは、休日にはほとんど人通りがないので、のびのび歩けます。
「叫び」の前で叫んだら、さてどうしましょう。広尾橋の交差点に戻って商店街へ行くか、ぶらぶらを続けるか、どっちへ行っても楽しく歩けそう。きょうもいい一日になりそうです。
【 JAARAで散歩】パブリックアートを見る散歩
▽スケールの大きなストリートアートを見に 北青山のブラジル大使館へ
▽気鋭の書と大家の絵に圧倒される パブリックアートを見に明治神宮前<原宿>駅へ
▽デザイン・アートの街にアートを見つけに 六本木交差点へ
▽大画面の壁画の迫力 赤坂・六本木の地下鉄駅へ