【 JAARAで散歩】再オープンした「一の橋公園」を歩きに麻布十番へ

         


 
 10年以上にわたって利用休止となっていた「一の橋公園」がこの4月からオープンしました。工事は6月まで続きますが、早めに利用が再開されたとのこと。行ってみるとなかなか楽しい工夫がありました。子どもには格好のあそび場でしょうし、おとなも麻布十番商店街をぶらぶらした後やする前に、ちょっと一休みできそうです。
 神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。

§ 高速ジャンクションの下

 一の橋公園は、一の橋交差点の角、首都高速の環状線と2号目黒線のジャンクションの下にあります。
 

 

一の橋交差点

 「一の橋」は古川にかかっていて、橋の上を都道319号線(外苑東通り)が通っています。
 古川の整備事業のため、公園は2008年度から利用が中止されていました。
 
 ▽港区ホームページ/一の橋公園の利用再開について (city.minato.tokyo.jp)
 
 公園内の全体の配置はこんなです。
 

 北側の一部はまだ工事中。全体に細長い形です。

§ 噴き出す水で、あそべます

 「新一の橋」の方(北西角)から入ると、大きな噴水があります。
 

 
 その奥は「水あそび噴水」です。
 

 
 午前8時から午後7時までの30分から45分に15分間、下に設置されたノズルから水が出ます。
 

 
 子どもたちが遊んでいて、滑ったり転んだりしていました。
 水の出方や、ノズルの所にある照明の色が変化します。
 

 
 夏にはいちだんと気持ちがよいでしょう。

§ スタイリッシュな「公衆便所」

 進んで行くと、「一の橋」の方からの入り口があり、付近は広場のようになっていて、ベンチが配置されています。
 

 
 交差点にある「一の橋交番」と背中合わせにトイレがあります。
 

 
 男性用、女性用、車いす対応の3つの建物に分かれていて、スタイリッシュなデザインです。けれども名称は「港区立一の橋際公衆便所」。なんとも旧式な感じなのでした。
 

§ 長いすべり台

 奥の方へ進むと、小高い丘が見えます。
 

 
 丘の手前はボルダリングの壁。
 

 
 丘には、網を伝って斜面を上り下りする遊具や
 

 
 長いすべり台があります。
 

§ 橋にも公園にも歴史あり

 案内板の横には「一之橋の由来」の石碑がありました。
 

 
 碑文によると、一之橋は江戸時代の元禄十二年(1699年)の8月に架けられ、その時に命名されました。けれども、それより以前の地図にも近くに橋が架かっているとのこと。元になる橋があったのですね。江戸時代から交通の要所です。
 
 「公園探訪」というサイトによると、一の橋公園の開園は昭和二十六年(1951年)。かつては入り口に、水をくぐるようなアーチがあったようです。このページに写真があります。
 
 テレビドラマ「東京ラブストーリー」のオープニングのラストのキスシーンは、このアーチで撮影されたようです。アーチはもうないので、残念ですね。
 

§ 一の橋公園の利用再開のまとめ

 敷地はかなり大きく、広々したスペースを感じさせる公園です。お祭りなどの時には、いろいろな催しを企画できそうです。麻布十番の楽しいスポットが増えました。きょうもいい一日になりそうです。
 
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