【 JAARAで散歩】「ちょっとした小径」的空間のわくわく感を楽しむ

         


 
 街を歩いていると、「ちょっとした小径」に出会うことがあります。「何だろうこれは」と、ちょっとわくわくします。半面「先はどうなっているのだろう。どこへつながっているのだろう」と不安になり、おっかなびっくり歩みを進めることになる場合もあります。わくわくとドキドキ、これはもう冒険です。
 
 神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。

§ 存在することに意味がある

 青山墓地の北側に野球場とテニスコートが広がる青山運動場があります。
 

 

 
 ■青山運動場|港区ホームページ
 
 その西側に木立があり、そこに「ちょっとした小径」があります。
 

 
 向こう側が見通せるので、わくわく感もドキドキ感もありません。ほんのちょっとした木立なのですが、石を敷いて散策道のようになっています。
 散策道は十字になっていて、横からも入れます。
 

 
 散策するには短い距離ですし、どこかとどこかをつなぐ通路でもありません。となると、存在することに意味がある、という哲学的な道なのでした。

§ すぐそこの先が見えない

 青山一丁目駅の南側にも「ちょっとした小径」があります。
 

 
 以前に別の記事でもご紹介しました。「どこへつながるのだろうか」という思いに駆られる雰囲気です。この道の先には池とパブリックアートがあります。すぐそこの先なのですが、最初は見えないのでちょっとドキドキしますね。
 
 ■【 JAARAで散歩】秘密の小径を抜けてパブリックアートを見る 青山一丁目駅へ

§ 建物と建物の間

 建物と建物間が「ちょっとした小径」のようになっていることもあります。
 

 
 商店街といってしまえばそれまでですが、表参道周辺には、ちょっと引き込んだ道に店舗が並んでいるところがあります。
 その先にある店は、きっと高級店なのでしょう。そこで買い物をする目的を持っているわけではありませんし、冷やかし見物で行ったら店の人に変な目で見られないだろうか…などという不安もよぎります。おっかなびっくり進みます。

§ 「ちょっとした小径」のまとめ

 道があると歩いてみたくなるものです。そして、行けば何かがあるでしょう。ちょっと不安でも、好奇心の方が強いので分け入っていきます。きょうもいい一日になりそうです。
 
【 JAARAで散歩】青山で散歩
▽スケールの大きなストリートアートを見に 北青山のブラジル大使館へ
▽明治の軍人の気概に触れる 旧乃木邸へ
▽黄金色のトンネルを抜けに 明治神宮外苑のイチョウ並木へ