秋篠宮邸の改修工事が終了に合わせた風当て記事や、秋篠宮家の体質を問題視するような記事が目立った。眞子さんの美術館巡りの背景が興味深い。悠仁親王の帝王教育、神宮参拝など秋篠宮家は話題がいっぱい。
各誌の主な見出し
『週刊朝日』 2022年10月14・21日合併号 10月4日発売
■上皇ご夫妻の映像を旧統一教会系の芸術団が利用していた
『女性自身』 2022年10月18・25日合併号 10月4日発売
■①紀子さま(56)「大理石はイタリア産[仰天注文連発]」33億円改修予算を無視!秋篠宮家邸「半年遅れの完成」に現場悲鳴
■②雅子さま(58)「愛子(20)を英国へ[皇室代表]」 新国王体幹しいで来春の世界デビュー計画中
■③眞子さん(30)[目撃!NY初仕事]美術館を大名視察
■④小室佳代さん(56)[「まさかのマツコ化」]今も変わらぬセレブ生活で
『週刊女性』 2022年10月18日号
■悠仁さま[16]苦悩する[皇室の不条理]と[父の意向]
『週刊新潮』 2022年10月13日号
■間もなく運命の「合否」発表 「小室圭さん・眞子さん」に再び〝皇室特権〟 ▼不合格濃厚!それでもNY法律事務所に[クビ回避]の〝奥の手〟
■[「値上げの秋」の折も折]「秋篠宮家」新築豪邸44億円超の「身の丈」請求書 ▼[延床面積5500㎡]にご満悦[紀子さま]ご所望の[金ルーム]
『女性セブン』 2022年10月20日号
■①皇后雅子さま[58]に翻弄 愛子さま[20]金縛りの[大学]不登校 オンライン授業だけ
■②眞子さん[30]痛恨の涙[10月20日]上皇后美智子さま[87]の米寿に帰れない
『THEMIS』 2022年10月1日号
■①上皇・上皇后さま「体調不安」に波紋 皇族減少、高齢化、小室問題などで皇室へ尊崇の念が薄れてきたなかで…
■②悠仁さま―「帝王教育なおざり」に批判と懸念高まる―小室夫妻に新たな問題が
概要・注目点
宮邸改修での注文
9月30日に宮内庁が秋篠宮邸の改修工事が完了したと発表した。この過程で紀子妃がムリな注文を付けたとのイメージを持たせる見出しが目立つ。
『女性自身』の記事①は、見出しを見る限り、紀子妃が既定の改修計画に飽き足らず、高級建材を使うように要求し、事務方が困っている―という趣旨に読める。
記事を読むと、「〝もっと金(きん)を使用してほしい〟という注文があり、関係者たちを驚かせていました」「大理石については、〝イタリア産が好ましい〟という要望があったそうです」(宮内庁関係者)
「これまでも秋篠宮ご夫妻の〝アイデア〟に、皇嗣職の職員たちが振り回されることは多く、それが改修工事にも影響した面はあるかもしれません」(秋篠宮家に近い人物)とある。
その上で、「ただ、紀子さまは裏紙をメモ用紙として利用されたりなど、ご倹約家です。今回の改修工事でも、建築材料の新規調達をやめて既存のものを再利用したり、新規調達する場合も特注をやめて既製品に変更したりなどの工夫を凝らしたとも宮内庁は説明しています」
「秋篠宮邸には海外要人の接遇にも使用される〝公室部分〟があります。ご夫妻は〝賓客に不快な思いを与えたくない〟という使命感から、そうしたスペースの内装には費用をかけられたのでしょう」との関係者の談話を紹介している。
身内の集まりは居酒屋で済ませても、お客さまを招くときは品格のある料理店で、というのは通常の感覚。それと同じ趣旨とすれば、非難されるものでもなかろう。
『週刊新潮』は、「(紀子妃が)『内装に金を多く使ってほしい』と注文なさっていた。何でも、会見などに用いる大きな部屋にお使いになりたいというご意向でした」(秋篠宮家の事情を知る関係者)と書いている。
秋篠宮家を支える環境
秋篠宮家の在り方が「よろしくない」ことを前提に、支える環境に問題があるとする内容も目についた。
『週刊女性』は「現在の宮邸は、側近から秋篠宮さまに進言できる環境とはほど遠く、基本的にご意向を尊重する方針だといいます」(宮内庁関係者)と書く。
『THEMIS』は「問題は〝私〟優先の秋篠宮家の言動を諫め、的確なアドバイスを行う気骨ある側近がいないことだ。秋篠宮さまが宮内庁に『宮家内部に干渉しないように』と強く申し立てたこともあり、宮内庁幹部や皇嗣職は、ご夫妻と円滑な意思疎通が図れず、眞子さんの結婚騒動を含め、事態が悪化する負の連鎖に陥っている」
「秋篠宮ご夫妻の皇嗣職宮務官への当たりが強く、『逆鱗に触れるような余計なことはしたくない』という雰囲気が蔓延している。また、皇室を守る気概を持って諫言する人物がいないことは悠仁さまの仕草を見てもわかる」と皇室関係者が指摘しているとする。
『女性自身』の場合は、天皇皇后の国体行幸啓と悠仁親王の神宮参拝とがバッティングした背景として、秋篠宮の〝ゴーサイン〟があったとみる。『THEMIS』は悠仁親王の〝帝王教育〟が始まる気配がない背景に秋篠宮の現状があるとしている。
愛子内親王の外国デビュー
『女性自身』の記事②は、見出しを見る限り、英国の国王戴冠式の時に日本を代表する参列者として愛子内親王が派遣されるように雅子皇后が画策している―という趣旨。
見出しの基は「愛子さまにも〝皇族として活躍する場を設けてあげたい〟という雅子さまのお気持ちは、両陛下が本格的にご活動を再開されている昨今、より強まっているように拝察しております」「(愛子内親王が)〝各国の同世代の女性王族たちと交流を持つためのよい機会にもなれば〟という願いを(皇后が)お持ちだから」という(皇室ジャーナリスト)の見解。
慣例にならえば、国王の戴冠式には秋篠宮と紀子妃が参列するのだが、「先日の訪英で、両陛下が国際親善における〝慣習の壁〟を超えることもいとわないというご姿勢を、はっきりとお示しになった」「陛下と雅子さまは今後も、前例にとらわれずに〝令和流〟の国際親善のあり方を模索されることでしょう」(宮内庁関係者)と天皇皇后の「慣例破りの姿勢」を強調しているのが気になった。
愛子内親王の御所ごもり
愛子内親王が大学入学以来キャンパスにほとんど足を運んでいないのは、天皇皇后に感染させてはいけないと配慮しているから―というのは以前からの各誌の見方。
『女性セブン』は「9月中旬、学習院大学のキャンパスに愛子さまのお姿があった」と2回目の登校を報じた。とはいえ登校はたったの2回。「振り返ると、両陛下の『御所ごもり』は徹底したものだった」「その姿勢に、愛子さまも完全にシンクロされた」とする見方を示している。
この記事の見出しにある「翻弄」「金縛り」の基になっているのは「愛子さまは雅子さまの御所ごもりに合わせられてきました。せっかくの大学生活も、金縛りのようにオンライン講義だけの不登校状態が続いています」「雅子さまの動かれ方に翻弄されていらっしゃる状態では、成年皇族として国民の期待に応えるのには、まだ高いハードルがありそうです」という宮内庁関係者の談話。
眞子さんの美術館巡り
『女性自身』は眞子さんのこのごろについて、「世界的に有名な近現代美術の殿堂(MoMA)で、小室眞子さんが目撃されたのは9月下旬のこと」と紹介。「実は眞子さんと一緒にいたのは彼女がつながりを持っているメトロポリタン美術館(以下MET)のスタッフたちだった」とし、「眞子さんがほぼ同時期に複数の美術館を〝視察〟していることが判明した」と報じる。
METの関係者によると「彼女の〝将来性〟にMETは期待している」という。期待される「将来性」とはなにかというと、「将来的に、眞子さんには日本の美術品の買い付けや、企画展の開催を担当してもらいたいというMETの思惑があるのです」
「眞子さんは元内親王であり、日本の人間国宝たちを中心に組織されている日本工芸会の元総裁です。その肩書は、日本での買い付けや美術品の借り出しの際にも威力を発揮すると、METは考えているのです」という。
本人がどう考えるかはともかく、「元皇族」であることは、どこまでも付いてくるだろう。
動静/日誌
天皇 皇后 愛子内親王
▽10月1日(土曜)
【天皇皇后】栃木県で第77回国体の総合開会式に出席。年間の恒例行幸啓の4つの行事で、実際に現地入りしたのは2019年9月以来3年ぶり。地方訪問は2020年1月に埼玉県の障害者施設を訪れて以来。新型コロナウイルス禍の広がり以降初
▽10月3日(月曜)
【天皇】国会開会式に出席(国会議事堂)
【天皇】宮内庁は天皇陛下が病院で前立腺のMRI検査を受けられると発表。11月上旬で調整。「前立腺特異抗原」(PSA)の数値が正常より少し高く「やや懸念される傾向」。自覚症状はなく普段通りに過ごしている
△▲△◇◇★
▽10月6日
【天皇皇后】日本の鉄道開業から14日で150周年となるのを記念した式典に出席(東京都千代田区の東京駅赤れんが駅舎にある東京ステーションホテル)
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秋篠宮家
▽9月30日(金曜)
【秋篠宮・紀子妃】全国国立大学付属学校PTA連合会の創立70周年記念式典に出席(東京都新宿区のホテル)皇族が同連合会の式典へ参加するのは初めて
【秋篠宮家】宮内庁は東京・元赤坂の赤坂御用地にある秋篠宮ご一家の住まい・宮邸の改修工事が完了したと発表。2020年3月から約2年半かけ、建物と外構・庭園工事を含めた総工費は約30億2千万円。22年度末までに引っ越しを終える見通し
▽10月1日(土曜)
【佳子内親王】聴覚障害者による「第19回日本デフ陸上競技選手権大会」を観戦(東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場)。両手をひらひらさせる拍手の手話で応援。観戦後、「デフリンピック」の金メダリストらと手話で懇談。佳子内親王は全日本ろうあ連盟に非常勤嘱託職員として勤務
【秋篠宮・紀子妃】文化庁芸術祭オープニング公演「通し狂言 義経千本桜」を鑑賞した(東京都千代田区の国立劇場)
【悠仁親王】三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝。私的な旅行との位置付け、単身での参拝は初。その後、市内の神宮美術館で神宮に伝わる宝物や正倉院宝物の復元模造品を鑑賞
▽10月3日(月曜)
【秋篠宮・紀子妃・佳子内親王・悠仁親王】ブータン国王の妹で来日中のソナム・デチェン・ワンチュク王女、王子2人と面会(東京・元赤坂の赤坂御用地にある宮邸)
▽10月5日(水曜)
【秋篠宮・紀子妃】地球環境問題の解決に貢献した人に贈る第31回ブループラネット賞の表彰式に出席。受賞者はブータンのジグミ・シンゲ・ワンチュク前国王ら2人(東京・丸の内の東京会館)
宮内庁
▽9月30日(金曜)
【宮内庁】東京・元赤坂の赤坂御用地の秋篠宮邸の改修工事が完了したと発表した。2020年3月から約2年半をかけ、建物と外構・庭園工事を含めた総工費は約30億2千万円。御仮寓所から来年3月末までに引っ越しを終える。宮邸改修のほか、皇族共用の赤坂東邸の改修に約3億5千万円、周辺の御用地整備などに約1億円。
▽10月6日(木曜)
【正倉院】年に1度宝庫の扉を開ける「開封の儀」
一般
▽9月29日(木曜)
【デンマーク王室】29日までに、女王マルグレーテ2世(82)が4人の孫から王子や王女の称号を取り消すと発表。公務や特別な配慮の制約を受けることなく普通に暮らして自由に生きてほしいとの期待という。称号は来年から使えない。継承順位は維持。4人は10~23歳の王女と王子3人で、いずれも女王の次男で継承順6位のヨアキム王子(53)の子ども
▽9月30日(金曜)
【英王室】英王立造幣局はチャールズ国王の肖像を採用した50ペンス(約80円)硬貨のデザインを公開。年内に流通する見通し。女王とは反対の左横顔。1ペンスから2ポンドの各硬貨も同じデザインで年明けから流通の予定。新紙幣は中央銀行イングランド銀行が27日、年内にデザインを公表すると発表
予定
秋篠宮家
▽10/9(日)
【佳子内親王】 有明コロシアム(「楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022」男子シングルス決勝の観戦)
三笠宮家
▽10/9(日)
【三笠宮の寛仁親王の信子妃】 栃木県(第77回国民体育大会)
天皇皇后両陛下のご日程:令和4年(7月~9月) – 宮内庁 (kunaicho.go.jp)
天皇皇后両陛下のご日程:令和4年(10月~) – 宮内庁 (kunaicho.go.jp)
秋篠宮家のご日程:令和4年(7月~9月) – 宮内庁 (kunaicho.go.jp)
秋篠宮家のご日程:令和4年(10月~) – 宮内庁 (kunaicho.go.jp)
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