イタリアのローマに「真実の口」というレリーフ彫刻があるのをご存知でしょうか。その口の中に噓つきが手を入れると、手をかみ切られてしまう、あるいは抜けなくなってしまうという恐ろしい彫刻です。ここに手を入れてみようとする観光客が絶えないようです。その「真実の口」が六本木にもあるのでした。
神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。
§ 数あるサイゼリヤで初めての経験
それはどこかというと、『サイゼリヤ六本木』店です。
階段を降りた入口の脇にあります。サイゼリヤは数々あって方々へ行っていますが、「真実の口」を見たのは六本木店が初めてです。どこのお店にもあるラファエロやボッティチェッリから、一歩先へ踏み込んでいる感じです。
お店は、六本木の交差点から、六本木通りを西麻布方向へ少し行ったところです。
サイゼリヤ 六本木店 – 六本木/ファミレス | 食べログ (tabelog.com)
§ ヘップバーンを泣かせたいたずら
真実の口は、ローマの「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(La Chiesa di Santa Maria in Cosmedin)」にあるそうです。
映画『ローマの休日』で、グレゴリー・ペックがオードリー・ヘップバーンを連れて行ったので有名です。グレゴリー・ペックのいたずらで、オードリー・ヘップバーンが泣いてしまいます。
§ イタリアで作られた大理石製
「真実の口」は浅草にもあります。浅草ビューホテルの正面玄関の脇の階段を降りた半地下で、人々を待っています。
イタリアで作られた大理石製で、イタリア政府観光局が選定したというお墨付きもあります。
たくさんの正直者が手を出し入れしたのでしょう。口元は磨きがかかっているように見えます。
みなさん御無事でよろしうございました。
§ 六本木の真実の口のまとめ
なんとなくイタリアを感じさせる「真実の口」。イタリア料理のサイゼリヤにはピッタリです。六本木店は地下にあり、降りていく階段の壁は古代ローマの漆喰を思わせる褐色で、そこに銅版画がかかっていたりして雰囲気を盛り上げています。
最後に「真実の口」があり、たどり着いた感がありますね。きょうもいい一日になりそうです。
【 JAARAで散歩】六本木で散歩
▽芸術としてのベンチとベンチとしての芸術 六本木・けやき坂へパブリックアートを見に行く
▽若手アーティストの壁画を見に 六本木へ
▽ビルの谷間の神域 六本木・麻布でタイムスリップする
▽大画面の壁画の迫力 赤坂・六本木の地下鉄駅へ
▽雨に消える透明な椅子 六本木・けやき坂のパブリックアート
▽冬のイルミネーション さまざまなシーンを見に 赤坂・六本木へ
▽デザイン・アートの街にアートを見つけに 六本木交差点へ
▽ロアビルの囲いの壁面に現れた「kawaii」を見に六本木へ
【 JAARAで食べ飲み】六本木・西麻布で食べ飲み
▽点心を心おきなく 六本木の『歩高里(ブルゴーニュ)』さんへ
▽オーガニックワインと十割蕎麦 六本木の『莉々庵』さんへ
▽食事メインでお酒もお手頃 六本木の『蕎麦六本』さんへ
▽おいしい上質の焼き鳥を食べに 西麻布の『一歩』さんへ
▽六本木の気楽な居酒屋さん 『松ちゃん』へ
▽西麻布の味わい深い焼き肉屋『胡同』さんへ