若いときはダンスに夢中だったんだけど、しばらく御無沙汰。もう一回やってみたい!そんなときどうしましょうか。できるかなあ。で、探してみるとけっこう活動場所があるかもしれませんよ。
§ 情熱に年齢制限はない
11月4日付の『朝日新聞』夕刊に、ノンフィクションライター田村明子さんの記事が載っていました。タイトルは「情熱に年齢制限はない」。
記事によると、フィギュアスケートのスケートアメリカで、ペアの銀メダルだったカナダの「デイアナ・ステラート・デュデク」さんは、16年のブランクを経てメダリストになったといいます。
2000年の世界ジュニア選手権の女子で米国代表として銀メダルを獲得後、けがで競技生活を断念。16年間、一般の仕事をしていました、あるとき「自分の挑戦したいこと」をいうことになり、思わず「五輪で金メダル」と答え、それから競技に復帰したとのこと。
彼女が田村さんに伝えた言葉が「情熱に年齢制限はない」でした。
§ むかしやってた楽しいダンス
剣道では「リバ剣」という言葉が使われます。「リバイバル剣士」です。中学、高校や大学で剣道をやっていて、またやってみたいなあなどということで、再び剣道を始めた人の呼び方です。
そうすると、リバイバルのダンサー「リバダン」も増えるのではないでしょうか。
ストリートダンスが日本に入ってきたのは80年代。愛好者は急速に広がり、90年代半ばには、ビルの反射ガラスの前でダンスを踊る光景も見られるようになったといいます。
それからもう約30年。当時10代の人も40代になっている計算です。もう少しすると、仕事も一段落、子育ても一段落、という年齢になるでしょう。情熱さえあれば、年齢制限はありません。
§ ストリートダンサーは増えている
そんなときにダンスをする場所があるかどうか。一緒に踊る人はいるかどうか。踊りたい人は確実にいるでしょう。
現在では高校だけで2,000以上のストリートダンス部があるとの情報も。ストリートダンスの人口はどんどん増えてきています。「リバダン」人口もこれらからどんどん増えるでしょう。
それもあってか、インターネットの検索サイトで「中高年 & ヒップホップ」で検索すると、けっこう教室などが出てくるものです。
§ リバイバルダンスとは
これとは別に「リバイバルダンス」という言葉があるようです。
「『リバイバルダンス』とは、SAMさん、ETSUさん、CHIHARUさんの3名自身が考案したダンスプログラムで、認知症など高齢期の病気に備えるためのもの。高齢者にも馴染み深い昭和・平成のヒット曲に合わせて踊ることで、脳神経を活性化させ、体も思い出も再生=「リバイバル」するためのダンスです。」とのこと。
【楽しく認知症に備える】TRF考案のリバイバルダンスとは!?
リバイバルダンス用のDVDなんかもあるようです。
§ 今こそ「リバダン」
ダンスで認知症予防。なるほど。それもいいんですけど、そうでなくて。
今からカッコよく踊りたい。体を動かしてみたい。どこまでやれるかやってみたい。それができる場所が、もっといろいろ出てきて、広がるといいと思います。
ダンス教室やスポーツクラブもありますが、なかなかお家から出かけられない人も多いでしょう。近くの市民センター的なところに、教室やグループができるといいですね。