阪神タイガースにグループサウンズの「ザ・タイガース」。日本人はトラになじみがありますね。おかあさんといっしょの「ゴロンタ」や、こどもちゃれんじの「しまじろう」には愛嬌がありますが、六本木と赤坂にいたトラは迫力がありました。トラはもともとたけだけしい動物。獰猛そうな姿に息をのみます。
神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。
§ 六本木の大通りでぎょっとする
外苑東通りをロアビルの反対側に差しかかると、ぎょっとさせる姿が現れます。
トラです。ラーメン屋さん『竹虎』です。
じつに写実的なトラです。
ラーメン屋さんですから中国のトラでしょうか。トラにはインド系(ベンガルトラ)、中国東北部・ロシア沿海地方系(リベリアトラ・アムールトラ)など、いろいろ亜種がいるようです。
これを読めばトラ博士?!絶滅危惧種トラの生態や亜種数は? |WWFジャパン
残りおよそ3,000頭。絶滅に瀕しているトラを救うために。|WWFジャパン
§ 赤坂の路地でぎょっとする
赤坂の青山通りを「とらや」さんのところから入っていくと、ぎょっとさせられます。
ギャラリーのウインドーなのでした。
ちなみに、「とらや」さんでぎょっとすることはありません。
§ トラの地にいるトラ
JAARAではありませんが、港区に「虎ノ門」という地名があります。
むかしは4つの方角にそれぞれ青龍・白虎・朱雀・玄武という獣神が配置されていて、西の方角はトラなので、皇居の西に「虎ノ門」があったというわけです。
港区ホームページ/虎ノ門(とらのもん) (city.minato.tokyo.jp)
虎ノ門に「虎ノ門書房」さんがあります。
当然というか、なんというか、トラがいるのでした。
たれさがったヒゲの具合に、おどろおどろしい迫力があります。
§ お店の守り神
西麻布でもトラに出会いました。
おでんのお店「味覺」さんです。
先代はお寿司屋さんだったとのことで、カウンターがバレエ劇場のステージのように、前の方へ少し傾斜していました。
玄関のトラは邪気を威嚇しているようです。お店を守る役目を果たしてきたのでしょう。
§ 迫力のあるトラのまとめ
トラには勇猛さ、強さを感じます。一方で、実際のトラは神秘的でもあるようです。現在世界に野生のトラは3,000頭ほどとのこと。絶滅の危機にあります。トラの姿を眺めると、野生の生物について考えるきっかけになったり、中島敦の小説を思い出して人生を振り返ったり、思いはあちこちに広がります。きょうもいい一日になりそうです。
【 JAARAで散歩】六本木で散歩
▽芸術としてのベンチとベンチとしての芸術 六本木・けやき坂へパブリックアートを見に行く
▽若手アーティストの壁画を見に 六本木へ
▽ビルの谷間の神域 六本木・麻布でタイムスリップする
▽大画面の壁画の迫力 赤坂・六本木の地下鉄駅へ
▽雨に消える透明な椅子 六本木・けやき坂のパブリックアート
▽冬のイルミネーション さまざまなシーンを見に 赤坂・六本木へ
▽デザイン・アートの街にアートを見つけに 六本木交差点へ
▽ロアビルの囲いの壁面に現れた「kawaii」を見に六本木へ
【 JAARAで食べ飲み】六本木・西麻布で食べ飲み
▽点心を心おきなく 六本木の『歩高里(ブルゴーニュ)』さんへ
▽オーガニックワインと十割蕎麦 六本木の『莉々庵』さんへ
▽食事メインでお酒もお手頃 六本木の『蕎麦六本』さんへ
▽おいしい上質の焼き鳥を食べに 西麻布の『一歩』さんへ
▽六本木の気楽な居酒屋さん 『松ちゃん』へ
▽西麻布の味わい深い焼き肉屋『胡同』さんへ