結んで捨てればごみを大幅に減量できる 【後片付けの仕方】 単身赴任実録(5)

         

 カレーやミートソースのレトルトパック、袋菓子の入ったポリ袋、個包装の包み紙(ラップ)などを捨てるときは、すべて結んでから捨てます。ごみを大幅に減量できます。重さは減りませんが、かさは大きく減ります。かさばり感がないので、ごみ箱が気持ち良くなります。

§ タテに折って細くして結ぶ

 袋であれ、紙であれ、細い紐のような形状にすれば結べます。長辺を残して短い辺を半折または3つに折り、さらに半折または3つに折れば、たいてい結べます。紙といっても大きな紙、A4のコピー用紙は、資源ごみとして重ねて捨てます。
 
 カップ麺を包んでいるプラ包装も、何度か折って紐のようにした上で結びます。
 
 結んで捨てるとごみ箱が一杯になるには相当量が要ります。もわもわしないので、見た目にも気持ち良くなります。
 
 折っても紐のように細くならず結べない、というときがあります。それより大きな袋を用意すれば(例えばレジ袋)、それに入れて、大きな袋ごと結ぶことができます。それをしない場合は、あきらめます。

§ 楊枝は折ってからごみ箱に入れる

 楊枝や割り箸は燃えるごみです。折ってからごみ箱に入れます。ことに、楊枝は先がとがり、場合によって皮膚を傷つける可能性があります。楊枝が折られておらずそのままの場合と、折ってある場合とでは、ごみ袋を突き抜けた先端が皮膚に鉛直に突き刺さる状況を想定すると、傷の程度が違います。その違いは、ごみの回収に携わる人にも関係します。

§ 糸じりを洗って楽しむ

 食器は基本的に手でよごれを落とします。手のひらと指で洗います。いちばんの洗浄道具は手です。手を使い、水をながしてでは、完全にきれいにできないので洗剤を使います。
 
 ナイロンたわしを使わないと洗えないところもあります。マグの取っ手部分や陶器の糸じりです。マグの取っ手の内側や、取っ手の付け根のくびれ部分は洗わずに済ませがちです。茶碗やお皿の裏側の糸じりもそうです。そのような箇所を気にかけて、ていねいに洗ってやることで、食器洗いを楽しみます。

§ 食器は水を切ってかごに入れる

 洗い終えたら水を切ります。茶碗でもお皿でも、両手で包み込むようにしてつかみ、シンクで8回ほど上下に振って水を切ります。その後、水切りかごに入れます。
 
 どうして両手で包み込むようにするかというと、水道の蛇口などに当てて食器を傷めないようにするためです。大きなお皿は両手では包み込めないので、当たりそうな所をガードするようにしてつかみます。
 
 食器を洗うときに手を使うと、手が油にまみれになることがあります。石けんで洗って落とします。