（TBSの新年一般参賀の報道映像）
話題は愛子内親王、皇室のSNS発信、愛子天皇がらみの皇位継承問題。女性３誌は前の週が合併号を発行し、この週はおやすみ。
皇室の動きでは、宮内庁が新年一般参賀をHPでほぼ生中継したのが興味深い。現在は編集したものがHPにアップされている。
新年一般参賀映像（令和5年1月2日 1回目）
来週あたり雑誌記事の話題になるであろう。宮内庁HPの構成も変化しているようではある。ただ、SNS発信については森暢平氏も指摘しているように、そう簡単に実現しないのではないだろうか。一部のマス媒体が期待を先行させすぎのように思われる。
こちらは
§ 新聞広告に見る各誌の主な見出し
『AERA』 2023年1月16日号：1月7日発売
■皇室に必要なのは「肉声」と「女性の生きやすさ」
―森暢平氏（メディア史研究者）と原武氏（政治学者）の寄稿。
……森氏の発言では「宮内庁と皇族が考えているインターネット社会における情報発信のあり方と、現実とのズレを感じています」との感想が興味深い。
皇室、宮内庁が、インターネットの不正確な記事に「反論」すれば、記事が変更されると考えているとすれば、もはやそういう時代ではない。かえって総攻撃を受けるかもしれない。そんな社会の中でどう情報発信するかを考えなくてはならないという課題の指摘だ。
……原氏は、皇后の適応障害が20年近くも治らないこと、眞子さんと毅然とした記者会見の様子を挙げて「日本の皇室は女性が生きづらい場所」と指摘。その上で、「日本社会がジェンダー平等を追求するのであれば、皇室のあり方についての議論は避けては通れません」とする。
「万世一系の皇室」的な考えと「ジェンダー平等」的な考えの対立は、皇位継承の在り方議論の根本対立の一つと言ってよい。原氏は、天皇皇后は平成よりも天皇と皇后が対等であるような姿勢を見せようとしており、「令和の皇室は、ジェンダー平等を積極的に進めていることをさらにアピールする必要があるように思います」とする。
「必要」とは何にとっての必要なのか。「皇室の存続にとっての必要」ということであろう。皇室の存続は国民の支持が基盤。皇室がジェンダー平等の阻害要因と見なされれば、国民にそっぽを向かれる。
皇室の存続は後継者の存在が前提。ジェンダー平等の制度にしないと、後継者が絶える可能性があるという意味を含んでいるのかもしれない。
『週刊朝日』 2023年1月20日号：1月10日発売
■今年〝跳ねる〟100人の主役（のうちの１人） ［愛子さま］
沸きあがる『愛子天皇』待望論 でも国民の声が届かないワケ
―見出しが「湧き上がる」でなく「沸きあがる」。沸騰しているという意味か。国民の声が届かないワケは政治家の「人気にも票にもつながらないから」という結論。
……ここで考えるのは、国民は『愛子天皇』を待望しているのか、待望論が沸騰しているのかということ。「いってみただけ～」「推しのアイドルとデートできたら素敵かも（ハート）」くらいなもんではないのか。なぜ国民の声が届かないのか、望んでいるだけの話だから。とは言えないだろうか。
『週刊文春』 2023年1月19日号：1月11日発売
（グラビア）皇后と愛子内親王の新年一般参賀でのお手振り
■[愛子さま]の変化「大人ヘア」「流行服」「恋の歌」
『文藝春秋』 2023年1月号：
■両陛下に大本営地下壕をお案内いただく［続・平成の天皇皇后両陛下大いに語る］
§ 日誌
天皇 皇后 愛子内親王
▽1月7日（土曜）
【天皇・愛子内親王】昭和天皇祭（皇霊殿）
▽1月10日（火曜）
【天皇】札幌高検検事長ら４人の認証官任命式（皇居・宮殿「松の間」）
秋篠宮家
▽1月7日（土曜）
【秋篠宮・紀子妃】昭和天皇祭（皇霊殿）
【佳子内親王】昭和天皇祭「山陵に奉幣の儀」（東京都八王子市の武蔵陵墓地）
▽1月10日（火曜）
【秋篠宮・紀子妃・悠仁親王】北米や中南米への日本人移住の歴史や、現地での生活を紹介する展示を見学。沖縄移民の歴史に関する企画展も見て回った（横浜市にある国際協力機構（ＪＩＣＡ）の海外移住資料館）
▽1月11日（水曜）
【佳子内親王】「第４０回日本伝統漆芸展」を鑑賞（東京都豊島区の西武池袋本店）佳子内親王が総裁を務める日本工芸会が主催
各宮家
▽1月8日（土曜）
【三笠宮の信子妃】文京区の講道館新館を訪れ、毎年恒例の鏡開き式に出席
【三笠宮の彬子女王】ラグビーの全国大学選手権決勝を観戦（新宿区の国立競技場）彬子女王は日本ラグビーフットボール協会の名誉総裁
▽1月9日（日曜）
【高円宮の久子妃】第１０１回全国高校サッカー選手権の決勝を観戦（新宿区の国立競技場）久子妃は日本サッカー協会の名誉総裁
宮内庁
▽1月2日（月曜）
▼新年一般参賀の映像を宮内庁HPにアップ
一般
▽1月9日（月曜）
【英王室】ヘンリー王子は米ＣＢＳテレビで８日放映されたインタビューで、国王との不倫の末に再婚したカミラ王妃が当初メディアから「悪役」として描かれ、自身のイメージ回復に向けてメディアとの深い関係を構築するうちに「危険」な存在になっていったと指摘した。英民放ＩＴＶで８日放映された別のインタビューでも、王室メンバーの一部が自らの評判を高めるために大衆紙と「結託している」と非難した
▽1月10日（火曜）
【英王室】英世論調査大手ユーガブは９日、英王室に関する調査の結果を発表。ドキュメンタリー番組や自伝「スペア」で王室を批判しているヘンリー王子（38）の好感度が前回調査から7ポイント下がり26％だったと明らかにした。2011年に調査を始めて以来最低となった
▽1月12日（木曜）
【英王室】１１日付のフランス紙パリジャンは、チャールズ英国王が３月下旬にフランスを訪問する方向で準備が進んでいると報じた。国王にとって初の海外公式訪問になる
宮内庁HP【天皇皇后両陛下のご日程 令和5年（1月～）】
宮内庁HP【秋篠宮家の御日程 令和5年（1月～）へ
皇室ウイークリー 産経新聞
皇室7days 朝日新聞DIGITAL
これまでの【皇室の話題】
▽佳子内親王が願う「幅広い選択肢を持てる社会」
▽愛子内親王の和歌に注目集まる
▽皇室をどうとらえるのかが大切