【 JAARAで散歩】街を歩けば十二支に当たる 卯(ウサギ)辰(リュウ)巳(ヘビ)

         


 
 散歩をしているといろんなモノ、いろんなカタチが見えますね。街の中には十二支の動物たちもいます。今回は十二支の4番目から6番目、卯(ウサギ)辰(リュウ)巳(ヘビ)がいるところへ行ってみます。これがなかなか、いそうでいないのですが、思いもかけないところにいたりするのでした。(2023.8.1)
 神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布(JAARA)は歩くだけで楽しい街。目的があれば歩くのがいっそう楽しくなりますね。
※ JAARA(ジャーラ)は[神宮前―青山―赤坂―六本木―麻布]の街の連なりを指す造語です。

§ かわいい動物の代表選手

 ウサギといえば、ミッフィーちゃん、ピーターラビットにロジャーラビットと、かわいい動物の代表選手ですが、街中ではあまり見つかりません。
 40年前、六本木に「バックスバニー」というお店がありました。有名になる前のコロッケさんたちがショーをしていたのですが、そのお店はありません。
 というわけで、卯(ウサギ)は、「ブラッセリー・トゥール」さんの看板です。
 

 
 麦を持っているのでしょうか。表参道の路地裏にたたずんでいます。
 

 

 

 
 向こうに見えるデジタルサイネージ。ホリエモンさんがよく映ります。彼をもし例えるとすれば、ウサギとは別の動物でしょうね。

§ 想像上の人気キャラクター

 龍は想像上の動物ですが、人気があります。想像してしまうくらいですから。ウサギの「ブラッセリー・トゥール」さんのすぐ近くにある善光寺さんには、果たして龍がいました。「手水舎(てみずや)」のところです。
 

 
 龍神は水をつかさどる神さまなので、水が出るところにいるようです。
 
 ■手水舎に龍がいるのはなぜ? | 龍神伝説アーカイブス
 ■竜 – Wikipedia
 
 善光寺はお寺。その手水舎に龍がいましたが、神社にもいました。麻布の総鎮守、「氷川神社」です。
 

 
 後ろから見ると親子のようです。語らっているような、ほほえましい光景です。
 

 

 
 六本木にも龍がいました。
 

 
 「麺酒房 実之和 六本木店」さんというお店の裏側に描かれています。
 

 
 風雲急を告げているのかもしれません。
 

§ 子どもの遊び場に

 ヘビはなかなか難しいかな、と思いますが、「そういえば!」と思い当たる場所がありました。野球場とテニスコートがある「青山運動場」と一緒の「港区立青山公園」。そこの池です。
 

 
 蛇の頭があります。今は流れていませんが、かつてはヘビが水を吐き出していたのでしょう。その水がとぐろを巻くように渦を巻き、流れ込んでいくところにヘビのしっぽがあるのでした。
 ヘビの顔は恐ろしいのですが、年月がたったせいか、ちょっとくたびれた感じもします。
 

 
 子どもあそび場にヘビをつくっちゃった人の感性に敬意を表します。
 

 

§ JAARAの卯辰巳のまとめ

 ウシやブタなど食用になる動物はよく見ますが、そうでない動物はなかなかいないものです。そんななか、繁華街の露地裏の壁や、住宅の間の公園など、意外な場所に意外な動物が存在するのでした。意外なことはいいことだ。きょうもいい一日になりそうです。
 
【 JAARAで散歩】六本木で散歩
▽芸術としてのベンチとベンチとしての芸術 六本木・けやき坂へパブリックアートを見に行く
▽若手アーティストの壁画を見に 六本木へ
▽ビルの谷間の神域 六本木・麻布でタイムスリップする
▽大画面の壁画の迫力 赤坂・六本木の地下鉄駅へ